生きるススメ/戸田誠二

帰省中に、姫路のジュンク堂にて購入。ほかに藤子・Ｆ・不二雄の短編集も２冊購入。
以前、何気なく立ち読みしていたダヴィンチにレコメンドが載っており、それ以来気になっていた漫画でした。
電車待ちの暇つぶしと思ってジュンク堂でブラブラしていたら、別に目立つところに置いてあったわけでもないのに僕の目に飛び込んできました。これは出会いだ、ということでそばにあった藤子短編集と一緒に購入決定。その後、特急列車の中で読みました。

特別絵が斬新なわけでもなく、超売れっ子雑誌に連載していたわけでもない（WEB上の連載をまとめたものと最後に知って本当に驚きました）。それなのに、いやだからこそ、作者の伝えたいテーマや感情や思いがダイレクトに伝わったんじゃないかと思います。
内容は、日常にあるようなないような、でも決して特殊じゃない、そんな光景を切り取ったような短編集です。一言では言い表せるはずもありませんが、読み終わったときの感触として、どこかプラネテスにも通じるものがあるような気がしました。あ、いや、むしろ安永知澄の漫画の方が近いかな。安永知澄の「やさしいからだ」、オススメです。
さらっと読めるけど、何回も読み直したくなります。いい本に出会いました。

生きるススメ

公式HP。漫画読めます。
http://www2.odn.ne.jp/~cbh42840/