プラネテス
今日、ひっさびさに読みました。この漫画が大好きです。主人公のハチマキが、悩んで悩んだ末に見つけた自分の信じる道へ辿り着く話もいいんですが、4巻でみられる、大人であるフィーの、大人(社会)に対する理屈にならない不信感との葛藤を描いた話が個人的に凄く好きです。フィーの息子アルと自分との対比、本質的な部分は物事に対して純粋なアルと変わらないのに「社会的に大人」なフィーは一方で妥協や社会との折り合いの付け方を知ってしまっている、そういうやりきれなさがとても上手に表現されていて、とても話に入り込めました。
作者の幸村誠さんは、これがデビュー作というのに初めからこの高いクオリティーは驚異的だと思います。
話は2070年代を舞台にした、いわゆるSFです。そのリアルな時代設定もいいんですが、なにより人の心情の移り変わりを細やかに綴った作品としても素晴らしいと思います。
余談ですが4巻が出たとき、1年くらい前でした、ELLEGARDENの細美さんが彼の日記でプラネテスについて熱く語っていました。これは嬉しかったですね〜。好きなバンドの人も自分と同じ漫画が好きって嬉しいっすよ。
そもそもプラネテスは週刊モーニングで不定期連載だったんですが、モーニングには秀作が多いと思います。昔のバイト先の休憩室にモーニングが毎号置いてあって読んでたんです。今一番好きなのは、「バーバーハーバー」という床屋さんが主人公のほのぼの漫画です。コチラについては、また今度じっくり語り倒したいです!
- 作者: 幸村誠
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- 作者: 小池田マヤ
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